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SAPPORO CITY
札幌市の都会的な部分と自然豊かな面をどちらも表現しようと試みた。雑踏の音や川の音をベースに、改札の音や雨の音などを組み合わせて制作した。中には個性的で主張の強い音もあるが、全体的なまとまりが損なわれないように意識した。
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札幌の朝
自身の朝の音を撮ってきて、まとめた。道民にとっては何気ない音なのかもしれないが、ひとつひとつの音を聞いてみると札幌には自然の豊かさや都市の要素が混在していることに気がつく。訪れたことのない人が聞くと札幌での暮らしを想像してもらえるのではないだろうか。
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拙い誘い
ある冬の夜、地下鉄を降りると外は風が吹きつける。寒さが体を刺した。温かい我が家だけを目指して無心に雪道に足跡を伸ばす。ふと横を見ると蛍光灯が無駄に彩度の高い黄色を跳ね返してこちらを照らしてくる。タイムズなんかに暖を取る能力はないが、なぜか信じてみたくなる。脳にまで霜が降りてきたことを悟った私は看板に向かって雪を蹴り背をぬけた。
クレジット:無料効果音で遊ぼう!様(https://taira-komori.jpn.org)
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Stroll
札幌は、人が溢れ様々な機械音が溢れている中に適度に自然の良さを感じる部分があり、程よいバランスが取れている。このバランスは、時間や場所によって大きく異なる。この作品では、工事の音や多様な人の足音の中に鳥の声や風の自然音を重ねた。最後は是非、軸になっている主人公の歩く音とキャッチーな口笛の静かな音に浸ってほしい。
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Sidanimal.
大通りやすすきのから藻岩山ロープウェイ近くまで、札幌の中心部を循環する市電と札幌で生活している多くの動物をテーマにしました。市電のドアが開く音から始まり、乗ってきた動物たちが札幌のまちを楽しむ準備をしている様子をピアノやギターの音で表現、最後は市電の降車ボタンがなり動物が札幌を歩いていくというストーリーをイメージしています。
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おかえりなさっぽろ
夕方、札幌の自分のアパートに帰ってきた時の感じを表現しました。あたたかみを出せるようにしました。走り去る車の音はバイバイ感を出すために付け加えました。使った音は録音したドアノブや、叩く音、足を擦る音、車、走る音などです。
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日々水々
札幌市の魅力は徹底された水質検査と監視によっていつでも水道から安全でおいしい水が飲めるところ。サウンドは水を飲むまでの一連の流れの中にあるコップや氷や水の音を使って制作。毎日毎日、飽きることなくテンポよくがぶがぶ飲みたくなっちゃうくらいの水の美味しさを表現してみました。
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私は飽和する
一つにつながるフレーズの背景に自然の音が擦れる・触れ合う音がする。メロディーは口笛、背景で鳴る音は葉っぱを靴で踏み締める音、木を叩く音はチューニングで音程を変え終盤にかけて重心が重くなるように構成されている。どこか広い空間に囲まれているような感覚とハーモニーが重なり自分自身が自然や都市と重なるような感覚がする。この広がりは自然と都市が共存する中で生まれたものである。札幌にいると自分自身もこの広がりのある空間の一つになって飽和していく気がする。音は広い空間で響く。この響きが札幌の広がりを作っている。
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lazysummer
暑い日に日に友人と自然の中を探検するイメージ。近年夏の気温が上ってきた札幌の自然の中をだべりながらダラダラ歩くような、だるさを感じる曲。実際に友人と学校の山を歩いているときに録音した音を使い、メロディはGarage Bandの電子ピアノで弾いた。
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FLOATING
札幌の遅い雪解けと澄んだ空気、ゆったりとした時間の流れを表現しました。芸術の森で録音した森のざわめきと溶けかけた雪を踏み締める音、鉄筋のパーカッション、Roland CompuRhythm CR-78、ARTURIA Prophet-5V、加工したビブラフォンの音色で構成し、ひんやりとしたサウンドに仕上げました。
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