• 私は飽和する

    私は飽和する
    山本

    一つにつながるフレーズの背景に自然の音が擦れる・触れ合う音がする。メロディーは口笛、背景で鳴る音は葉っぱを靴で踏み締める音、木を叩く音はチューニングで音程を変え終盤にかけて重心が重くなるように構成されている。どこか広い空間に囲まれているような感覚とハーモニーが重なり自分自身が自然や都市と重なるような感覚がする。この広がりは自然と都市が共存する中で生まれたものである。札幌にいると自分自身もこの広がりのある空間の一つになって飽和していく気がする。音は広い空間で響く。この響きが札幌の広がりを作っている。

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