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拙い誘い
ある冬の夜、地下鉄を降りると外は風が吹きつける。寒さが体を刺した。温かい我が家だけを目指して無心に雪道に足跡を伸ばす。ふと横を見ると蛍光灯が無駄に彩度の高い黄色を跳ね返してこちらを照らしてくる。タイムズなんかに暖を取る能力はないが、なぜか信じてみたくなる。脳にまで霜が降りてきたことを悟った私は看板に向かって雪を蹴り背をぬけた。
クレジット:無料効果音で遊ぼう!様(https://taira-komori.jpn.org)
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